(・8月31日 アメリカのアフガン撤退期限)
・9月4日 イギリスの最新鋭空母が米軍の横須賀港に入港
・9月11-12日 北朝鮮が核弾頭搭載可能な巡航ミサイルを発射
・9月12日 ロシアの航空機2機が知床岬沖で領空侵犯を行う
・9月15日 豪、英、米(AUKUS)が新しい安全保障体制を構築
・9月15日 北朝鮮が弾道ミサイルと見られるミサイルを2発発射
・9月15日 韓国が潜水艦から弾道ミサイルを発射したと発表
・9月16日 中国は澳門のカジノの規制強化を発表
上記が東アジアを巡る9月に起こった主な出来事を時系列に並べていますが、正に東アジアにおいて新しい安全保障体制が構築されようとしています。
イギリスの空母の横須賀港へ入港は1902年の日英同盟締結のように公に明文化されていませんが、歴史的な出来事です。
またAUKUSによるアングロサクソンの安全保障体制もイギリスが東アジアにコミットしていく宣言でもあります。
それに対し中国は澳門でのアメリカのカジノ利権を脅かす方針を出しました。共和党のトランプ元大統領はカジノ運営会社との関係が深いので穏やかではないでしょう。
一方、このような大きなうねりの中で日本では総裁選挙と衆議院選挙が行われようとしています。
中国の香港の対応に対し激怒したイギリスが東アジアの安全保障にコミットし始めたのです!
イギリスはアメリカとともに日本に原子爆弾を2発落とした国です。
表向きは紳士の国ですがイギリスの外交史を学ぶとインテリ・ヤクザという言葉がぴったりの国です。
一方、日本の外交方針は日米(英)を基軸とした安全保障体制を確立しつつ、日中関係を悪化させず経済的関係を維持していくことです。
政治家のレベルでは今のところ麻生副総理と安倍元首相のグループがアメリカ重視で、二階幹事長のグループが中国重視でうまくバランスを取っています。
個人的には中国敵視の首相が誕生し、イギリスに巻き込まれて日中関係が今後、悪化することを懸念はしています。
但し、あくまでも中国の国力が強まったので、それに対抗するための動きで今のところ戦争に発展するとは思っていません。
あと個人的にはイギリスは好きな国の一つです。初めて海外旅行に行った国ですし、人と人との距離感もしっくりきます。またアメリカ英語よりイギリス英語の方が読んでいて落ち着きます。