徐々にモラルが崩壊してきている日本

最近は拝金主義というか自らの利益のみを優先する政策や人達が増えていますが、これは日本だけの問題ではなくエマニュエル・トッド著の「西洋の敗北」(文藝春秋)を読むとアメリカのみならず西ヨーロッパの全体の問題でもあることが分かりました。

以前に営業の仕事をしていて様々な御客様と話しをする機会がありましたが戦前生まれと戦後生まれで大きく考え方が違うことに気付きました。

戦前生まれの方は自己の利益に加え相手の利益についても考え、社会という視点も持ち合わせていました。これは教育の影響に加え戦中の過酷な環境の中で嫌でも社会について考えざるを得なかったのかもしれません。

ちなみにわたしは東京大学卒の官僚出身の政治家は嫌いではありません。

以前に豊田真由子さんという衆議院議員がいて秘書に関するパワハラで世間からはバッシングを浴びていましたが、それでも落選すると分かっていながら罵声を浴びながら次の衆議院議員に立候補しました。また男性の国会議員でも女性問題のスキャンダルで潔いのは圧倒的に東京大学卒の方です。

彼らはヨーロッパの中世だと貴族というより騎士のための教育を受けてきたのでしょう。

日本でも拝金主義が加速したのは自民党で清和会主流になった2000年以降です。

そして日本も責任をなかなか取らない社会になってきています。

これは政治だけではなく、企業でも当てはまりますし個人でも当てはまります。

他責&自己の利益追求の社会では衰退していきます。

まあセンシティブな問題ですが戦後処理において責任を曖昧してきたつけが来ているとも言えますし、リベラルな勢力が分割統治の一翼を担っている影響も見逃せません。

切腹という文化は完全に時代錯誤にはなっています。

ウイルスソフトはカスペルスキーにした!

今まではCanonが販売しているESETを使用していたのですが、3年の使用期限が切れたため今回は少し安かったKASPERSKYにしました。
商品名は「カスペルスキー プラス 3年5台版」です。
そもそもWindowsのOSのセキュリティ機能で十分でウイルスソフトは不要なのかもしれませんがインターネットでショッピング等も行うので念のためインストールしています。
KASPERSKYは動作が遅くなるという評判がありましたが最近は改善され今回のインストールも問題なく出来ました。
また不要ですがサポートも充実しているようです。
あと人によってはロシアの会社だから避ける人もいますが国家機密とか扱っていない限り一般人は気にする必要はないでしょう。

 

メルカリがバッシングを受けている

メルカリの利用者が詐欺に遭ったという内容がSNS上で拡散しています。
まあメルカリは色々、システム上の問題はあるのかもしれませんが個人的にはサービスを利用していて不満に感じたことはありません。
そもそも中古品の個人間取引なのである程度のリスクを見込む必要があり、それが嫌なら新品を買った方が良いです。
ちなみにわたしはメルカリで購入するにあたり次のルールを決めています。
・値下げ交渉はしない
・品物が届かなくても、不具合があってもクレームを挙げない
この2点のルールのお陰で取引相手からの「いいね」が積み上がり信用が高まっています。
またスマホは中古で「ムスビー」というサイトで何度も購入しましたがトラブルは起こっていませんし満足しています。
このようなサイトで購入する際は「リスク管理をする」「リスクがあることを認識する」という心構えが大切です。
とはゆうものの、ここ数年では中古の本を購入し詐欺に遭いそうになりましたし、Amazonでも時計を購入する際に同様なことがありました。
ちなみにメルカリでは出品する気になりません。
クレーマーにモノを売ったら信用を失いかねないからです。

あと最近は出品する人の価格設定が上手くなっています。プロが入り込んでいるのか分かりませんが掘り出し物が以前より減ってきています。

 

兵庫県の知事選挙で一応、自民党サイドを擁護してみる!

齋藤元彦知事が知事選で勝利しそうなので一方的に悪者になっている自民党の県会議員サイドについてもフォローをしておきます。

ネットのニュースによるとどうやら渦中の(元)西播磨県民局長はスキャンダルを抱えており齋藤県政に対してかなり批判的な立場だったようです。

それに対して齋藤(元)知事は退職間際の局長を懲戒処分にしました。法的にはこの処分は間違っていないのかもしれませんが、この処分が局長を追い詰め県会議員達の反発を買った可能性はあります。

窮鼠猫を噛むではありませんが人を追い込みすぎると足元を掬われます。せめて依願退職扱いにしていたら状況は変わっていたでしょう。

その上でスキャンダルについてはもみ消す代わりに自民党などに貸しを作り今後の議会運営を有利に進めるという大人の対応もあったと思います。

今回の件では政治家以外の多くの人が深く傷ついていますし選挙費用も更に掛かっています。

とは言うものの齋藤さんもライオンと同じように食うか食われるかの争いだったでしょうから仕方がありません。

地元の有力者や国会議員でも良いのですが相談をしていればこのような結果にならなかった気がします。

兵庫県の県知事選挙が盛り上がっている!

既得権益側の自民党をはじめとした県会議員や兵庫県庁の幹部、財界等に対して齋藤元彦さんは県民寄りの政策を十分な根回しもせずに推し進めていった結果、軋轢が生じたのでしょう。
86人の県会議員の全会一致で不信任案が提出されたということは議員とのコミュニケーションが上手くいっていなかったとも言えますし改革は全議員を敵に回すぐらいでないと出来ないのかもしれません。
それと同時に世代間の対立であるとも言えます。
齋藤さんは自分の言葉で県民に話しかけているので響きますし、仲間が増えているので選挙では圧勝するでしょう。今回の選挙を通じてコミュニケーション能力も向上し政治家っぽくなってきているので2期、知事を務めればやりたいことはある程度、実現できるのではないでしょうか。
県民寄りという意味では千葉県の熊谷俊人知事と近いスタンスですが、彼から学ぶことは多いと思います。
同時に今回の選挙で県レベルでも議員とマスコミの癒着が問題になりました。これに企業や県庁幹部も含まれます。
これを県民が監視するシステムが必要になってきますし、もし齋藤さんが圧勝すれば不信任案を提出した県会議員の責任も生じます。
兵庫県というか播磨や摂津エリアしか分からないのですがこれらのエリアはアンチ東京というか権力に対して従順ではない土地柄です。
なので今回は多くの県民は齋藤さんを応援していますが、これが京都府だともっとやっかいでしょう。

トランプ大統領が勝利した!

今回は予想通り共和党ドナルド・トランプ統領が圧勝しました。一方、民主党の元バイデン大統領もカマラ・ハリス大統領候補もすんなりと敗戦を認め選挙の大がかりな不正も行わなかったのは予想外でした。
大差がついていたのでトランプ大統領の勝利を認めざるを得なかったという考え方も出来ますがバイデンとハリスの敗戦直後のスピーチがすがすがしい表情だったのが気になります。
ひょっとしたら二匹とも狸だったのかもしれません。アメリカの大統領や大統領候補は馬や鹿ではなれません。そして上院と下院でも共和党過半数を取りそうです。
ちなみに2016年の大統領選挙もトランプ大統領の勝利を予想しました。2020年の大統領でもトランプ大統領が勝利すると確信していましたが予想が見事に外れました。
今回の予想の理由はトランプ大統領が勝利しないとアメリカ国家は再起不能に陥りますしウクライナや中東でも収拾が付かなくなります。
また2024年4月24日に自民党の麻生副総裁が訪米しトランプと会談した事も大きな意味を持っていました。
バイデン大統領の評価になりますがウクライナ戦争を遂行したという意味ではアメリカの国益にかなっていたのかもしれませんし、コロナ禍で製薬会社は莫大な利益を上げています。役者だったのは間違いありません。

石破さんが自民党の総裁に選ばれた!

わたしは数週間前にとある人から総裁選はどう思うと聞かれ「石破さんで対抗馬は高市さん」と答えましたがその通りになりました。
小泉さんは若すぎますし、河野さんはコロナ禍のワクチン接種推進で国民からの信用は失墜しました。

高市さんは今のタイミングではありません。安部元首相の後継者という印象が強いので対外的にも余計な不安を抱かせます。

禊というか尻拭いするのは消去法で石破さんしかいなくなるのです。
岸田首相は行き詰まった自民党敗戦処理として登板したようなものです。
安倍首相と違い体力があり失言、スキャンダルがなく閣僚や大臣はプロフェショナルに囲まれていました。また知的、実務能力が高くバランス感覚の優れた金融マンといった感じです。理念とかも持っているのでしょうが自民党を再生したいという思いが強いのではないでしょうか。
また首相を辞任したのは下記の理由だと思っています。
・このままでは衆議院議員の総選挙の敗退の責任を取らされる
ウクライナ戦争の形成が不利の状況で矢面に立ちたくない
・党内の権力基盤を強化したい
といったところでしょうか。
2024年11月5日の大統領選挙を石破首相で迎えるというのは日本としても良い選択です。
本人は短命の内閣だと自覚していると思われその役割を担えるのは年齢的にも石破さんしかいません。また党としては地方重視のメッセージも出せます。来るべき衆議院選挙で自民党は惨敗すると思いますがそれも役割です。もちろん予想外に長い政権になることはあり得ます。