日本大学のアメフトの不祥事について

約5年前の関西学院大学との試合での悪質なタックルに続き、今回は大麻を吸っていたことが明るみに出ました。
個人的には不祥事を起こした学生はある意味、かわいそうだと思っています。
タックルは監督の指示ですし、大麻を吸っていた連中は入学した時はコロナ禍でエネルギーは有り余っているのに練習も試合もろくに出来ませんでした。
ある意味、空だき状態の風呂のような状態で大学側としても、よりいっそうの管理が必要なのですがそれが出来ていなかったのでしょう。
OBも吸っていたという報道が出ているのでひょっとしたらタックル問題で叩かれた頃から吸っていた学生がいたのかもしれません。
チーム名は日大フェニックス(不死鳥)なので将来的にはアメフト部は何らかの形で復活すると見ています。
そのためには理事会の一新という大学レベルでの改革では不十分で利権構造と腐敗を断ち切るため日本政治のリセットが同時に必要でしょう。
あと日大には篠竹幹夫という名物監督がいて日本一に導いてきたのも彼の力ですが今でいうパワハラは当たり前で監督と学生は親分と子分の関係のように外からは見えていました。
また本当かどうか知らないけれど当時は推薦で入った学生はセミプロの状態で授業も真面に出ずに4年間アメフトに打ち込んでその後は退学する生徒もいるという話しを聞いたことがあります。
中国の毛沢東と同じように学内でも崇拝するだけではなく批判すべき所は批判する姿勢が大切なのではないでしょうか。
アメフトはルールが難しく見ていて分かりにくいという面もありますが、学生の不祥事が立て続けに起こり競技としては衰退しています。
関学のアメフトの前監督の鳥内秀晃氏はチームの廃止について教育的見地から反対の声を上げましたが、そうなると更にアメフトが衰退するという危機感もあったと思います。

この問題は5年、10年といったスパンで対応する必要があります。