終戦記念日が近づいてきたので第二次世界大戦についてのブログを書いてみる

ちょうどコロナウイルスが表面化する前の2019年の秋に中国の哈爾浜(ハルビン)と斉斉哈爾(チチハル)に行ってきました。
日中戦争について理解するためにかつての国際都市、哈爾浜に行くと良いです。
建物などから当時、関東軍が支配していた面影があちらこちらで見ることが出来ますし、ロシア文化の影響も色濃く残っています。
また哈爾浜の駅のホームで初代首相の伊藤博文が暗殺されています。
郊外にある「侵華日軍731部隊罪証陳列館」という博物館に行ってみて、日本陸軍731部隊が中国で化学兵器を使った人体実験を行ったのは事実だったのだと確信しました。
これは終戦直後に日本はアメリカ軍が占領する前に大量の毒ガスを日本の近海に捨てたという事実とも合致します。
ちなみに南京大虐殺については核兵器でも使わない限り、数十万人を虐殺することは物理的に不可能なので事実ではないと見ています。
様々な文献を読みましたが、実際には1万人から数万人の中国人が殺されたのではないかと推測しています。
哈爾浜から2時間弱かけて高速鉄道で斉斉哈爾にも行きましたが、このような広大な大地を当時、日本が支配していたという事実に感慨深いものがありました。
第二次世界大戦は日中や日米の枠の中だけでは理解しきれません。
日本陸軍が暴走して戦争を引き起こしたというのも事実ではありません。
三井や三菱をはじめとする当時の財閥も戦争遂行に深く関わっていますし、マスコミも国民を煽って戦争遂行の世論を形成しました。
実際に真珠湾を攻撃したのは海軍の連合艦隊司令長官山本五十六ですし、終戦後にA級戦犯となった近衛文麿首相は華族だったこともあり、官僚出身の東条英機首相よりも比較にならないほど権力が集中していました。
また山本五十六ハーバード大学への留学経験のある国際派で、近衛文麿は昭和研究会を通じてソ連の影響を受けていました。
そんな中で昭和天皇はなんとか日本を立て直そうともがいていたのでしょう。

第二次世界大戦でお亡くなりになられた方々に対し心よりご冥福をお祈りします。