トランプ大統領とアメリカ分裂の本質

アメリカの状況を日本相撲協会に例えてみます。

元関脇の貴闘力YouTubeで大相撲における組織的な八百長を暴露していますが、暴露する側からすると日本相撲協会は腐敗しているように見えます。

一方、日本相撲協会は興行的にも成功しており、相撲ファンも純粋に相撲の取り組みを楽しみたいだけなので興行の裏側の負の側面なんか知りたくありません。

そのようなファンからするとそのような暴露はノイズでしかありませんし、それによって甘い汁を吸っている人達にとっては断固、潰すべき相手となります。

実際、大相撲は興行の側面が強く、今は全国各地で年間6場所行っているので、本気で相撲を取っていたら体が持たないのかもしれません。

トランプ大統領の言動は一見、常識知らずに映りますが、本質的には革命家であり、歴代まれに見るクリーンな大統領だったと思います。

また戦争を避けつつアメリカの国益に適うことを着実に実行してきました。

但し、「水清ければ魚棲まず」という故事があるように既得権益側からすると徹底的に潰すべき相手に映ります。

2010年後半はアメリカでトランプ大統領が就任したり、イギリスがEU欧州連合)を離脱するなどナショナリズムが強くなる傾向がありましたが、2020年からは香港もそうですがナショナリストは叩き潰されて、全体主義がはびこるようになっています。

今後、世界全体がこのような方向に進んでいくのか、または民主主義やナショナリズムへの揺り戻しがあるのか分かりませんが、注視する必要があります。

日本でもグローバリストの政治家は海外に留学し英語が話せて、スマートに見えますが必ずしも日本の国益になることばかり行うとは限りません。

その点、菅義偉首相は色々と叩かれてますが、典型的なナショナリストです。