当初はアメリカのトランプ大統領は大統領選挙までは国内向けて中国に対して強硬な姿勢を示し、選挙後は米中関係は改善していくのではないかと楽観的な予想していました。
なぜなら中国の14億人の市場は余りにも魅力的だからです。
しかし予想とは裏腹に第5世代の通信網を巡る覇権争いは日に日に激化しており、アメリカの対中の経済制裁もエスカレートし続けています。
アメリカは安全保障上、金融と通信における覇権を中国に譲る気は全くないでしょう。
そうなると戦後の米ソの冷戦の再現になる可能性があります。
その時のように両陣営を中心に2つの経済ブロックが形成される訳ではないですが、アメリカは政治優先のため経済を犠牲にすることは厭わないでしょう。
今後、中国は忍耐力を試されてきます。
アメリカの大統領はアメリカンフットボールで例えると司令塔であるクォーターバックのポジションなのでプレーの指示はコーチが全て行います。
なのでトランプ大統領は望まなくても武力衝突のプレーコールが出されれば、それに従わざるを得ません。
アメリカは中国と戦争するつもりはないでしょうが、中国の体制を変えるため圧力をかけ続けるというシナリオもあると思っています。
いずれにしても日本はアメリカと歩調を合わせつつ、中国との関係をできる限り悪化させないという難しい舵取りが期待されています。
もし武力紛争にでも発展するようだと第3次安倍内閣か安部外相という選択肢があるのかもしれませんが、一般人は各国の意思決定者が何を考えているか分からないので想像の範疇を超えることが出来ません。
いずれにしてもここ数年は気を引き締めるに越したことはありません!