なぜ日本は国際援助を行うのか

岸田首相はエジプトに最大でおよそ2億3000万ドルの財政支援の検討を表明しましたが日本国内ではなぜ国民より外国に手厚い援助を行うのかとバッシングを受けています。
今回のイスラエルガザ地区でのイスラエルパレスチナというかハマスとの戦闘は国境を接しているエジプトにとって大打撃なのです。既にシリア難民も受け入れていますし、ガザ地区を追われたパレスチナ人が更に数十万単位で流入しかねません。
そのため日本は指をくわえて見ておく訳にはいかず経済大国として何らかの貢献を国際社会に対して示さざるを得ないのです。
日本は自衛のための軍事力のみしか所有しておらず、日米同盟を基本としつつも世界各国とは全方位外交が基本です。
今回の援助でエジプトだけではなくアメリカ、イスラエルパレスチナ等の国々に恩を売ることが出来ます。
ある意味、日本でテロが起きず、日本のパスポートが世界のあこがれになっているのも地道な努力のお陰なのです。
国内的には増税で日本国民の暮らしは大変になってきていますが、限られた予算でやりくりしろということなのでしょう。
あとアメリカが武力を背景に世界秩序の構築の責任を負っているとしたら日本は金銭援助という平和的な外交でその責任を負っている国なのです。