Go To キャンペーンの政府の迷走について

コロナウイルスの感染者拡大で「Go To トラベル」キャンペーンの停止が検討されているというニュースがあり、それに対して次のような反対意見が湧いてきます。

 

・「Go To トラベル」より「Go To イート」を停止した方が効果的だ!

・中国からの入国制限を厳しくすべきだ!!

・政府のやっていることは支離滅裂だ!!!

 

実際に多くの国民は不満を持っており、内閣の支持率も下がってきていますが本当に日本政府は無能なのでしょうか?

 

結論から言うとその反対で、国民と比較にならないほどの精度の高い情報を収集し、かつ官僚や学者などの優秀なブレインに囲まれています。

なのでわれわれが考えている以上に複雑な意思決定をしているため国民に理解されないのが不満の原因だと言えます。

 

日本政府は下記の方針に基づいて対策をしているのだと推測しています。

 

・できる限り経済を回していく

コロナウイルスは基本再生産数を1より少し下のところでコントロールする

 (感染者は1人以上に感染させないようにする)

・旅行業界、飲食業界をできる限り、サポートする

医療崩壊は起こさない

 

あくまでも想像の域を出ませんが、アメリカを気にして日本は世界に対し完全にコロナウイルスをコントロールしているという印象を与えないようにしているのかもしれません。

そして来年は国民へのワクチンの接種によって次第に沈静化するだろうと考えているのかもしれません。

 

また、あくまでも経済優先のため国民からの批判が大きい「Go To」キャンペーンについてより打撃の大きい飲食業界をサポートするため「Go To イート」は継続させて、国民の批判をかわすため「Go To トラベル」を停止するという意思決定をしたとすればより自然です。

 

政府はコロナウイルスについては病院が逼迫しつつあるもののコントロール下にあると判断しているのではないでしょうか?

 

カラオケをしたり、対面で話しながら食事をしたりせずにきちんとマスクをして手洗いうがいを行っていれば、一般の人はそんなに感染を恐れる必要はないと考えています。

あとは個々は規則正しい生活をしてストレスを溜めないようにして免疫力を高めていくことが必要です。