安倍晋三首相の辞任について

東京オリンピックを開催した上で、花道を飾って辞めたかったでしょうが、憲政史上、最長の任期を達成していますので安倍首相は間違いなく歴史に名を起こすことになります。

あとは日本国憲法を改正したかったでしょうが次の世代の政治家に任せるしかありません。

潔かったと思います。

 

 

コミュニケーション能力が高く、見た目は独裁型のように見えますが、典型的な調整型の政治家という印象でした。

功績は経済政策ではなく、外交でしょう。

日本は村社会で自民党はその縮図でもあります。

自民党の誰が首相になっても出来ることは限られていました。

 

また日本一、悪口を言われた日本人ではないでしょうか?

日本人には第二次世界大戦のトラウマがありますし、首相自身もその亡霊と戦いながら職務を全うしました。

 

辞任した理由は健康問題もあるのかもしれませんが、わたしは安倍政権はアメリカの後ろ盾を失ったため辞めざるを得なかったのでと見ています。

アメリカのワシントンのシンクタンクCSISが7月23日付で"China’s Influence in Japan: Everywhere Yet Nowhere in Particular"という論文で安倍政権の中国寄りの姿勢を批判した時点で辞任は決めていたのではないでしょうか?

 

次の首相のキーポイントは国内の経済政策ではなく、外交です。

国内経済は既に詰んでいますし、既得権益に縛られていますので誰がやっても車のハンドルを握って前に進むのがやっとでしょう。

アメリカと良好な関係を保ちつつ、隣国の大国である中国ともより良い関係を構築していかないといけません。