ビジネスパーソン向けの戦略本は何冊読むべきか?

大前研一著の「企業参謀」(プレジデント社)は経営戦略に関わるビジネスパーソンにとって古典になっています。

あと思考法について学ぶためにバーバラ・ミント著の「考える技術・書く技術」(ダイヤモンド社)が古典になっていますが、より分かりやすく書かれた安宅和人著の「イシューからはじめよ」(英治出版)が出版されているのでこちらを読めば良いでしょう。

2冊読めば十分すぎますし、それ以上読むのは時間とお金の無駄です。

戦略というと難しそうな響きがありますが、基本的には「演繹法」「帰納法」という中学生の時に数学の時間で習った考え方が基本になっており本質的には単純な内容です。

次に何を読むべきなのかというと本当の意味での戦略本です。

孫子」は戦いに勝つ・優位に立つためのエッセンスが詰まっていますので万人にお薦めです。

わたしの場合はその他に国際政治を専攻していたこともあり中央公論社の世界の名著シリーズのマキアヴェリ(「君主論」「戦略論」)を繰り返し読みました。

戦略的思考を鍛えるために次は何をすれば良いのか?

次はNHKの「ダーウィンが来た!」という動物番組を見ることをお薦めします。

それぞれの動物は生存競争に勝ち抜き、子孫を繁栄させるために命懸けなので、そこに生き残りのヒントが隠されています。

動物から学べば良いですし、場合によっては植物からも学べるでしょう。

マイクロソフト、アップル、グーグル、トヨタユニクロはすごいですが、生きた化石と言われているカブトガニはもっとすごいです!

あと戦略本を数十冊読んだビジネスパーソンよりも高校生レベルの「数1「数2」「数3」の基本をマスターしている人の方が発想は柔軟で考えに凝り固まっていません。

更に高校レベルの「生物」を学ぶのも役に立ちます。

戦略は思考法なのです。

なので、高校生レベルの参考書で学べば力がつきます。

あと「孫子」の兵法は大陸国家の中国では小学生向けの推薦図書に指定されていました。

日本はそんな中国ともつきあっていかないといけません。

コロナウイルスのワクチンに対する陰謀論が起こる理由

元々、国民には第二次世界大戦の時に芽生えた国に対する強い不信感があります。

また戦後も度々、薬害問題が起こり、特に1980年代にはHIVに感染した非加熱の血液製剤血友病患者に投与しエイズに感染した「薬害エイズ事件」を起こしていますので用心深くなっている国民も少なからずいます。

今からワクチンに対する陰謀論が起こっている理由を書いてみます。

・国際社会からのワクチン接種に対する強い圧力がある

・ワクチン接種が政治家、厚生労働省、製薬会社の巨大な利権となっている

・マスコミは不安を煽る報道をしている

このような背景の元で政府も新型コロナウイルスに対するデータを十分に国民に公開していないので不安が増幅され、陰謀論を信じる土壌が出てきています。

国は利権のためだけではなく、もちろん早く経済を再開したいですし、感染者が重症化すると医療に対する負担も増えてきますののでこの状況を打開するために国民へのワクチン接種率の向上は不可欠だと考えています。

薬の服用やワクチン接種はいわば「毒をもって毒を制す」ことなので一定の割合で副作用や副反応が起こることは避けられません。

特に今回はmRNAワクチンという新しいタイプのワクチンなので更に用心深くなっている人も一定数います。

今、全世界の国民が治験者となってワクチンの臨床試験を行っているとも言えますので、あと数年もすればワクチンの安全性を裏付けるデータが揃ってくるのではないかと思っています。

ひょっとしたら体に害があるのかもしれませんし、本来、人に備わっている免疫力が落ちてしまうのかもしれませんが今は分かりません。

今後はインフルエンザなどのワクチンはmRNAが主流になり、遺伝子による治療も一般的になってくるのかもしれません。

あとコロナウイルスに関するデータは千葉県のホームページは情報公開が進んでおり、分かりやすいので首都圏における状況を理解するにはお薦めです。

 

 

コロナウイルスのワクチンは本当に効くのか?

イスラエルは国民に対し積極的な新型コロナウイルスのワクチン接種を行っている国と知られています。
ところが9月8日付のBloombergの記事によるとジョンズ・ホプキンズ大学がまとめたデータによると、9月4日までの1週間では人口あたりの感染症例が世界一になったという記事が出ていました。
一方、同国ではワクチン未接種者が重傷者に占める割合は、2回接種した人の10倍余りとなっているとのことです。
また「休み時間の免疫学」(第3版)(講談社/齋藤紀先著)の中でインフルエンザワクチンについて次のように書かれています。
・インフルエンザウイルスのA型は表面蛋白の変異が多いのですぐ新種のウイルスが生まれる
・感染を完全に予防する効果は最初からそれほど期待されていない
・予防効果が2割以下しかない年もある
・外来に来るインフルエンザ患者を10~60%減らす効果がある
・その効果は健康な青年で最も効果的で65歳以上では効果が低い
 (P60-61)
インフルエンザワクチンも感染を予防するというよりも、重症化を防ぐ効果がありますので、上記の記事が事実だとしたら新型コロナウイルスのワクチン接種もインフルエンザワクチンと同様に重症化を防ぐ効果があると言えます。
あとわたしは医療従事者でもなければ医学の知識もありませんので、接種を行うかどうかの判断は最終的には自己責任で行って下さい。
ちなみに上記に紹介した本は免疫の仕組みについて分かりやすく書かれています。医療系の方でなくても、高校で生物を専攻していれば内容を理解できますので一般の方でウイルスについて知りたいという方にはお薦めです。

なぜ今のタイミングで日本大学に捜査のメスが入ったのか?


数年前に関西学院大学とのアメリカンフットボールの試合でのタックルの件で物議を醸した日本大学ですが、とうとう東京地検特捜部が背任容疑で理事長宅等を家宅捜索したというニュースが入ってきました。
なぜ今のタイミングで特捜部が動いたのか?
これは自民党の総裁選挙の影響が大きいと考えています。
森喜朗元首相と言えば文教族のドンと言われ、文部科学省にも大きな影響力をもっていました。
その森元首相保守系の清和会に所属しており、その流れは安倍晋三元首相に脈々と引き継がれています。
菅義偉首相と二階俊博幹事長が選挙で有利に戦うためこのタイミングで動いたのではないでしょうか?
今、冷や汗をかいている政治家も数多くいると思います。

闇が深いのでこれ以上、書くのは控えさせて頂きます。。。

菅義偉首相の辞任について書いてみる!

9月3日の自民党の役員会で総理が総裁選に立候補しないという報道がありました。

安倍首相の突然の辞任のあと1年ほどでしたが、管総理はきちんと国民に対しても自民党に対しても責任を果たしたのではないでしょうか。

管政権の潮目が変わったのは6月24日だと感じています。

西村泰彦宮内庁長官が「陛下は現下の新型コロナウイルス感染症の感染状況を大変心配されている。国民に不安の声がある中で、開催が感染拡大につながらないか、懸念されていると拝察している」と述べたのに対し、同日、加藤勝信官房長官はそれは長官の考えであって天皇陛下の考えではないとの見解を述べました。

この発言をきっかけに、無観客によるオリンピック開催への流れに一気に傾きました。

その後、7月8日に首都圏での無観客による開催が決定し、翌日、トヨタはオリンピック関連のイベントやパビリオン展示を全て取りやめる決定をしました。

グローバル企業のトヨタは6月24日の宮内庁長官の談話を聞いた瞬間にオリンピックとは距離を置く決定していたと思います。

一方、官房長官天皇陛下のお言葉を否定するような発言を行い、虎の尻尾を踏んでしまいました。

結果論ですが、どうせ無観客で実施することになるのであれば、もう少し早い段階で首相のイニシアチブで無観客開催を決定していれば、また流れが変わっていたのかもしれません。

安倍首相には賛否両論ありますが、華があり、政治的な勘も持ち合わせていました。

一方、管総理は内向きな実務家で首相になってからも実績を上げてきましたが、国民のための政治を行ったにも関わらず、それが国民に伝わりませんでした。

もともと支持基盤も強くない上に既得権益を脅かす改革も行っているため多くの敵を作っています。

それにマスコミが煽る形で国民に対して政権のネガティブキャンペーンを行った結果、国民にそっぽをむかれてしまったのです。

ロシアのプーチン大統領のように悪人にもなりきれたら政権は続いたでしょうが、真面目な実務家で悪人とは対照的な人物でした。

 

 

秋篠宮の眞子様がやっと結婚されるようだ!

渦中の婚約者の小室圭さんはアメリカで弁護士資格を取得し,引き続きアメリカで働くようです。

平穏な生活を送るには眞子様が皇室を離脱され、アメリカに渡米する以外の手はないでしょう。

皇室を離脱して婚約されるのであれば政治的にも問題はないと思います。

そもそもお父様の文人親王も次男で皇室の制度について窮屈そうにしている印象をうけていましたし、母親も民間人です。

そんな中で終戦後、年月が経っていますので、なかなか国家のためとか皇室のためというような教育を特に女性のお子様にされるのは難しかったのではないでしょうか?

大学も国際基督教大学ICU)でリベラルな教育を受けていますし、自然な流れだと思います。

両親もICUへの進学を認めた時点で、将来的に民間人として伸び伸びと過ごして欲しいという意思の表れでしょう。

一方、小室圭さんも家庭の事情で色々と抱えているにも関わらず、卒業後、金融機関、法律事務所で勤務した後にアメリカの法科大学院に留学し、弁護士資格を得たということは特別扱いされたとしても本人は相当な努力をしています。

イギリス王室では第二次世界大戦中にエドワード8世がアメリカ人の離婚経験のある女性、ウォリス・シンプソンと結婚するという理由で王室を離脱し渡米していますし、最近では破天荒なヘンリー王子が同じくアメリカ人の離婚経験のある女優と結婚し、その後、王室を離脱していたと思います。

結婚生活が上手くいけば、小室さんにとって映画化されても良いほどのサクセス・ストーリーとなります。

ロッキード・マーチンの株購入を躊躇し続けている

2年ほど前からロッキード・マーチン(LMT)の株を買いたいと思っていたのですが、業種が業種だけに道徳的な理由でずっと躊躇しています。

代わりにボーイング(BA)の株を購入しましたが、2020年3月に起きたコロナ・ショックで暴落し思わず全て売却してしまいました!

ボーイングも防衛部門がありますし、それは三菱重工川崎重工も同様で、あとは比率の問題です。

富裕層の中には良い意味でも悪い意味でもなく道徳とか国家といった概念のない人も結構います。

あと思うのですが、ロッキード・マーチンは「ディープ・ステート」とか「軍産複合体」の一味で悪の権現だと思っている人もいますが、取り扱っている商品は武器が多くて特殊ではありますが、血の通った人間が運営している企業体です。

1990年代の前半に大学で国際関係論という分野が注目を集め、わたしも色々と学びましたが、違和感を感じたのは「国家」を抽象的な存在として捉え、抽象的な「国益」という概念を論じていたからです。

世界の動きを理解するためには政治、経済、ビジネスの3つの視点で理解していく必要があります。

ある意味で欲と道徳との狭間の人間的な悩みなのですが、このようなクヨクヨした考えで利益を上げられるほど投資は甘くありません。