ロッキード・マーチンの株購入を躊躇し続けている

2年ほど前からロッキード・マーチン(LMT)の株を買いたいと思っていたのですが、業種が業種だけに道徳的な理由でずっと躊躇しています。

代わりにボーイング(BA)の株を購入しましたが、2020年3月に起きたコロナ・ショックで暴落し思わず全て売却してしまいました!

ボーイングも防衛部門がありますし、それは三菱重工川崎重工も同様で、あとは比率の問題です。

富裕層の中には良い意味でも悪い意味でもなく道徳とか国家といった概念のない人も結構います。

あと思うのですが、ロッキード・マーチンは「ディープ・ステート」とか「軍産複合体」の一味で悪の権現だと思っている人もいますが、取り扱っている商品は武器が多くて特殊ではありますが、血の通った人間が運営している企業体です。

1990年代の前半に大学で国際関係論という分野が注目を集め、わたしも色々と学びましたが、違和感を感じたのは「国家」を抽象的な存在として捉え、抽象的な「国益」という概念を論じていたからです。

世界の動きを理解するためには政治、経済、ビジネスの3つの視点で理解していく必要があります。

ある意味で欲と道徳との狭間の人間的な悩みなのですが、このようなクヨクヨした考えで利益を上げられるほど投資は甘くありません。