コロナ禍で国民の非難の矛先が管総理に向けられています。
ただ安倍政権を引き継いでこれといった大きな失政はありませんし、国益に反するようなことも行っていません。
むしろ国民寄りの政策を行っている印象を受けますし、お金に対してもクリーンな方だと思います。
また彼は秋田の農家の出で、夜間に大学に通い、総理大臣まで上り詰めた立身出世の人ですが、尊敬の対象にはなっていません。
確かにオリンピックを強行したり、コロナ禍では受け身の対応になっている印象を与えていますが、管総理の一存でオリンピックを中止にすることは出来ませんし、他の人が首相になっても同様な結果になっていたでしょう。
日本の政治は利益の分配は行えますが、トップダウンで意思決定を行っていくのは難しいのです。
ではなぜ、管総理がこんなに人気がないのでしょうか?
1)長く続いた安倍政権の延長だと思われている
2)国民は世代交代を望み始めている
3)管総理は実務家なのでプレゼン能力が高くない
が原因ではないでしょうか?
それに対して、明治維新で権力を握った華麗なる一族の安倍晋三元首相や麻生太郎副総理は管首相のことを成り上がり者としてみているのではないでしょうか?
薩長土肥の流れを組む毛並みの良い2人と苦労人の管総理と二階俊博幹事長に河野太郎行政改革担当大臣と小泉進次郎環境大臣が加わり権力闘争を行う構図になっています。
石破茂元幹事長も後者のグループに入ります。
管総理の功績と言えば携帯電話料金を下げたことですが、更に爪痕を残すためにデジタル庁を軌道に乗せたいでしょう。
首相としては既得権に風穴を開けようと戦ってはいるのですが、口下手なこともあり国民には既得権側の政治家と映っています。
次の衆議院選挙ではある程度、世代交代は進み上記に挙げた政治家より若い世代の首相候補が頭角を現してくるはずです。
PS
わたしは自民党を特に支持している訳ではありません。