研究社の新英和中辞典の第7版を使っているのですが、気が付いたことがあります。
第5版から使っているのですが、第7版は英単語の意味の説明に漢字を使わなくなってきている気がします。
単語などの意味の説明に分かりやすくするためか、漢字を使わず平仮名を使っていることが多いのです。
私が中学生の時に覚えた漢字さえ使っていないこともあります。
また政治家のポスターも名前を平仮名で書くことが流行っています。
まあ明治時代の人からしたら昭和の人も難しい漢字を書けなくなったと思われているのかもしれませんが、平成の人はますます漢字を書けなくなっています。
最近、漢字を書けなくなっていることを自覚しているので、分からない漢字があればGoogleの「音声文字」アプリで調べるようにしています。
あと例えば三島由紀夫の小説を文庫本を難しい漢字にマルをつけながら読んで、読み終わったらマルのついた漢字を覚えていけば難しい漢字が一気に覚えることが出来ます。
わざわざ辞書で調べる必要はないので便利です。
漢字は日本の文化だと言うつもりはありません。
しかしながら漢字を覚える習慣を身につけると脳にとっても良い影響を与え、思考を活性化します。
今は欧米文化の影響もありシンプルで分かりやすいことが良いとされていますが、それを突き詰めていくと徐々に漢字を使わなくなり、行き着くところは英語の公用語化です。
平仮名、片仮名、漢字を使い分けるという高度な思考を必要とする日本語は衰退ではなく発展の方向に向かっていくことを望んでいます。