コロナワクチンの副反応について

2023年3月10日にNHKは国がやっとコロナワクチン接種後の副反応による死亡認定を行ったという報道をしました。
42歳の女性で高血圧や糖尿病等の基礎疾患ありファイザー製のワクチンを4回接種したあとに死亡したとのことです。
また記事には「これまでワクチン接種後の死亡で国に報告されたのはおよそ2000件ですが、ほとんどが情報不足などで評価不能とされていて、因果関係が否定できないとされたのは初めてです」と書かれています。
そこでインフルエンザワクチンの副反応率を調べてみました。
厚生労働省発行の2020年1月の「医薬品・医療機器等安全性情報(No.369)」によると医療機関からの報告によると副反応の疑いがある率は52,511,510人中208人で0.000004%、その内、重篤報告数は78人で0.0000015%となっています。

首相官邸のホームページによると3月10日時点でののべワクチン接種数は382,483,981人になっていました。

インフルエンザワクチンと同じ副反応率で計算すると
副反応数 → 0.000004% × 382,483,981人 = 1,530人
うち重篤報告数 → 574人
となります。
今回のmRNAワクチンはモデルナとファイザー製がメインですがインフルエンザワクチンとはことなる特殊なワクチンで臨床期間も十分に取れていませんでしたのでワクチン接種自体が治験を兼ねています。
また短期間に複数回のワクチンを接種するのは今までには例がありません。
これらを勘案すると国に報告されたのが2,000件というのは妥当性のある数値という気がします。
ただインフルエンザワクチンの副反応もそうですが表面化するのは氷山の一角でしょう。