牛肉をあまり食べない理由

コーヒー豆もそうですが、牛の飼育は温室効果ガス排出等による環境負荷が大きいとされていますが、それがあまり食べない理由ではありません。
理由をいくつか挙げていきます。
<鶏肉や豚肉と比較して値段が高い>
スーパーで半額のシールが貼っているものでも高いかなと思って躊躇してしまいます。
<生きている牛を想像してしまう>
牛は畜産農家の方々のお陰でわたしたち消費者は牛肉を手軽に食べることが出来ます。
鶏を締めるところや豚が屠殺されるところは見たことはあります。
鶏は鳥類ですし、豚は食べられるために育てられるという感じがしています。
ところが牛は同じ哺乳類の仲間なので親しみを感じてしまいます。
馬肉についてはどうでしょうか?
馬は長年に渡り農耕、運搬、軍事の担い手として大活躍していました。
ところが科学技術の進歩のお陰で、競馬や馬術など人の娯楽としての役割が主となっています。
馬肉は馬の種の保存のために仕方ないのかなと思い、出されたらおいしく頂いています。
その点、鶏肉は気軽に食べることが出来ます。
ラム肉も鉄分が豊富でおいしいのですが、子羊の肉と知ってからはよりありがたく食べています。
<産地が書かれていない>
鶏肉は徳島産、豚肉は鹿児島産とスーバーのパックに産地が書かれていることが多いのですが、牛肉は国産としか書かれていません。
多分、流通段階で肉の品質を等級によって選別しているので、産地を重要視していないのかもしれません。
<以前に狂牛病が流行った>
1990年代の中頃にちょうどイギリスにいましたが、その頃、イギリス人はいわゆる狂牛病を極度に警戒していました。
スーパーでは牛肉は半額以下の投げ売り状態でしたが、それでもいつも売れ残っていました。
わたしは気にせずに買ったり、牛乳を飲んだりしていましたが、回りからは大丈夫かという目で見られていました。
わたしは牛肉は鰻や鯛と並ぶ高級品という位置づけになっていますので、普段は口にすることはありませんが、旅館なんかで出されたらおいしく頂いています。