第二次世界大戦の敗戦は誰に責任があるのか?

8月15日の終戦記念日になるといつも思うのは、もう少し早く戦争を終わらせることが出来なかったのかという強い思いです。

1945年3月10日の大空襲で東京は焼け野が原になり日本は息の根を止められています。

もしその時点で白旗を揚げていればいれば、沖縄での凄惨な戦いや広島と長崎への原爆投下もありませんでした。

アメリカは原爆投下前に日本に事前通告していたのは間違いありません!

またわたしは学校で第二次世界大戦は軍部(陸軍)の暴走で起こったと習いましたが、原因はそんなに単純ではありません。

戦時中の主なクラスターは下記の通りです。

・皇族

・軍部 

・政治家

・官僚

・資本家

・マスコミ

・国民

一言で言うと天皇、軍部、政治家、資本家は戦争を推進し、官僚はそれを支え、マスコミは戦争を煽り、国民はその熱狂に乗りかかった形になっています。

もちろん反戦主義者はいたものの少数派に過ぎませんでした。

 マスコミは確信犯でしょうが、昭和天皇と軍関係者の一部以外は自らは戦争の犠牲者であると考えた人達が大半だったのではないでしょうか?

良くも悪くも日本の意思決定の特徴でコンセンサスを重視します。

その結果、平時では良い結果をもたらすこともありますが、戦時には糸の切れた凧のように誰も責任を取らない組織になります。

先の戦争で亡くなられた方々に対し、心より祈念いたします。